自動車の寿命を延ばすためのメンテナンスとは?愛車を長く乗る方法。
お疲れ様です。オートファクトリーの国松です。
年の瀬が近づいてきましたね。自社もお客さんに年賀状を送ったのですが、その準備中に友達の名前を見つけました。
その友達は高校生からの友人ですが、全く自動車に興味がなく本人も「自動車のことはよくわからない」と言ってます。そんな友達は真面目な性格のためしっかりメンテナンスをしていて、以前乗っていた自動車は30万キロを超えるまで乗って、新車に乗り換えをしたのを思い出しました。
そこで今回は、自動車に興味がない人でも寿命を延ばすためにやっておくべきメンテナンスについて解説していきたいと思います。
車の寿命について
まず大前提として車の寿命とはなんでしょうか?
自動車整備士として車の寿命とは基本的にないと考えています。
というのも、今は旧車ブームということもあり走行距離が何十万キロという車や何十年も乗っているという車は存在します。
ただその車を維持しているのには修理代やメンテナンスに多額のお金を使っているからです。
そういう意味では寿命というものは存在しません。
しかしなぜ車の寿命と言われているのでしょうか?
例えば15年乗った車のエンジンが壊れたとしましょう。
その時の修理としては多額のお金をかけてエンジンを載せ替える、もしくは違う車に乗り換えるという選択肢があります。
エンジンを載せ替えたとしても他の部分も故障するリスクは高いため、よほどの思い入れがない限り乗りかえる選択をとる人が多いと思います。
つまりその時がその車の寿命と言われています。
寿命を延ばすためのメンテナンスについて
寿命を延ばすためにはどのようなことをしたらいいのでしょうか?
そのために必要なメンテナンスについても紹介したいと思います。
オイル交換
まずは有名なところですが、オイル交換です。
以前のブログで解説しましたが、交換しないと最悪焼き付きなどを起こしてエンジンが壊れてしまいます。
寿命を延ばすために5,000kmでのオイル交換をお勧めしています。
またエンジン以外にもミッションやデフなど他にも色々なオイルが使われていますので定期的な交換が必要です。
タイヤのケア
寿命には直結しませんが安全のためにタイヤのケアはメンテナンスには必要です。
1ヶ月に1回はタイヤの空気圧チェックをしましょう。
タイヤの偏摩耗を防ぐとともに空気圧が少なくなると燃費が悪くなります。
またタイヤは前輪と後輪で消耗具合が変わってきます。
定期的にタイヤをローテーションして消耗具合を均一にすることによりタイヤの寿命を延ばすことも可能です。
電気系統の交換
経年数や走行距離によって交換する部品が多いです。
よくあるものとしてはバッテリーです。一般的には約5年で寿命がなくなると言われています。
またアイドリングストップ車はアイドリングストップしなくなれば交換のサインだと思ってください。
一応自社では交換前にはバッテリーチェッカーでバッテリーの状態を診断します。
それ以外にもプラグの交換も交換距離がきたらお勧めしています。
使われているプラグや普通車や軽自動車により寿命は違いますが、交換しないと金額の高い部品が故障するリスクがかなり高くなります。
冷却水の交換
冷却水が劣化すると冷却水に気泡が発生し冷却性能が落ちてしまします。
オーバーヒートの可能性が高くなるため、定期的に交換することをお勧めします。
またケミカル類で気泡の発生を防ぐ商品もありますので定期的に入れておくのもお勧めです。
洗車でボディのケア
意外にも洗車って大切です。
冬になると撒かれる凍結防止剤や海風などの塩で車体に錆が発生します。
原因となる塩を落とすためにも洗車は大切です。
あと手洗い洗車をすることをお勧めします。
洗車することによって愛車の水漏れやオイル漏れなどの異変に早期に気づく事ができるためです。
また保管場所もできれば屋根のあるところにおいておくと色褪せやゴム系の劣化などが起こりにくいため車体の寿命が伸びます。
それ以外に寿命を延ばす方法とまとめ
メンテナンス以外にも寿命を延ばす方法はあります。
急ブレーキ・急ハンドル・急アクセルと「急」のつく操作は車体、エンジン、タイヤにダメージを与えます。
また車止めにタイヤを当てた状態での駐車もサスペンションにダメージを与えた状態になるため少し動かして駐車しましょう。
一般的なメンテナンスを紹介しましたが、これだけで故障がなくなるとは言い切れません。
エンジンオイルの交換をしっかりするだけでも間違いなく寿命は伸びます。
せっかくの愛車ですから、長く乗るためにもしっかりとメンテナンスしてみてはいかがでしょうか?