自動車の異音が発生。その音は走行して大丈夫なのかまとめてみた。
お疲れ様です。オートファクトリーの国松です。
久々にインフルエンザになっていました。更新が遅れてすみません。
さてここ最近、走っている途中に異音がするという修理依頼が数件続きました。
たまたま原因はハブベアリングの損傷だったのですが、どのようにして私たちは異音を判別しているのか紹介したいと思います。
どのような状態で異音がしているかチェックするべし
異音と一言で言っても、原因はたくさんの種類があります。
どのような音がするか?どこから音がするのか?どのような時に音がするのか?と異音が出る現象を再現して故障の場所を私たちは判断しています。
音の種類によってはすぐにエンジンを停止して修理に出さなくてはいけないものだったり、走行していると危険な場合があったりという音から、ちょっとしたことで発生してる音なんかもあります。
ただ、この音は大丈夫なのか?ダメなのか?と判断するのは修理の経験がないと難しいと思います。
そこで私なりではありますが、こういう時にこんな音がするとなんとなくここが怪しいですよという事を次にまとめてみますので参考にしてください。
エンジンがかかっていて停車しているときに異音がする場合
まずはエンジンがかかっていて停車しているときに異音がする場合について解説します。
エンジンがかかっていて停車している場合に音がする場合はエンジン周辺で異音がしている場合がほとんどです。
音の種類が「ガラガラ・ゴロゴロ」という音がすると結構危険です。原因はいくつか考えられますが、エンジンオイルの劣化や不足、エンジン自体の異常燃焼などが挙げられます。その場合は故障で高額修理が発生する場合があります。すぐにでも修理に出してください。
「キュルキュル」と音がする場合はファンベルトの緩みや劣化などが考えられます。洗車したり冬の寒い朝の日に音がする場合もありますが、再々音がするようであれば張り直しや交換の作業が必要となります。
走行中にスピードに合わせて音が変化し発生する場合
走行中にスピードに合わせて音が変化し発生する場合についてです。
スピードに合わせてというのがポイントです。ブレーキやベアリングから発生している場合が多いです。
「ゴー・ゴロゴロ」と音がする場合はハブベアリングの故障が考えられます。それ以外にもタイヤが偏摩耗して段差が発生した場合なども考えられますので、タイヤと路面が合う「トレッド面」を触ってみて凸凹しているようでしたらタイヤの交換をしましょう。
「シャー」と音がする場合はブレーキパッドの残量が少なくなっている場合があります。一度分解してパッドの厚さをチェックしましょう。それ以外にもパッドとローターの間に小石が挟まったり、作業などで少し触れて曲がってしまったブレーキローターのバックプレートがローターに当たって発生する場合もありますので、一度チェックした方がいいです。
ブレーキを踏むと「キー」と甲高い音が発生することがありますが、これは故障ではありません。
パッドとローターが当たった場合に共振して音が発生してしまいます。
走行中に段差などで発生する場合
最後に走行中に段差などで発生する場合です。
大抵「ゴトッ・コトコト」という音が発生します。
原因は様々で、ロアアーム、ストラット、スタビライザーリンク・・・などなど。
共通しているのは足回りと呼ばれる部品が主だという事です。
レアなケースとして車高調という部品を取り付けされてたお客さんが、車高調内のガスが抜けてさらに中の部品が折れて異音が発生したケースがあります。
まとめ
自動車の異音について解説しました
・どこから?
・どういう音が?
・どういう時に?
と意識してみたらなんとなくどこから音が発生しているかわかったのではないでしょうか?
エンジンやブレーキ回りはすぐに修理した場合もありますが、音の種類でまだ多少大丈夫なこともありますので(それでも早めに修理しましょう)参考にしてください。
異音の発生状況なんかを整備する人に正確に伝えてもらうと、異音の原因を突き止めやすいので上の3店を意識して伝えてみてください。
それではまた次回。