アジアンタイヤのメリットとデメリットを独断と偏見ありで解説。
お疲れ様です。オートファクトリーの国松です。
今日は日曜日でしたが、タイヤ交換の仕事があり少しお仕事していました。
というのも冬タイヤ・ホイールから夏タイヤ・ホイールへの交換が始まり、中には消耗した夏タイヤもあるためタイヤ交換をついでにしてくださるお客さんもいます。
今日もタイヤ交換セットのお客さんでしたが、交換するタイヤがアジアンタイヤと呼ばれる安いタイヤを持ち込みされていました。
そこでアジアンタイヤと呼ばれるタイヤのメリット・デメリットと独断と偏見でこういう車のタイプにはこういうタイヤがいいよと解説したいと思います。
アジアンタイヤのメリット
まずはアジアンタイヤと聞いて大丈夫なのか?と思われる人もいると思います。
正直、普通に使う分には大丈夫です。
またアジアンタイヤも2極化していて、アジアンタイヤの中で少し高額だけど性能面がいいもの、とにかく安くて性能面が少し劣るものと分かれています。
性能面がいいものでは国内外の新車で採用されているものも多くあり、アジアンタイヤだからと馬鹿にはできません。
さてメリットの部分を見ていきましょう。
1番のメリットはなんといっても「安さ」です。むしろこれしかありません。
国産タイヤと比べるとコストダウンを図っており、タイヤの原料であるゴムを自国で入手できたりと余計なコストを削減しているためです。
別のメリットとして流通量が多かったり、種類が多かったりします。
アジアンタイヤのデメリット
それではデメリットです。
コスト削減の結果、製品の性能は国産タイヤと比べると悪いです。
寿命や、グリップ力、ロードノイズの音の大きさなどです。
また設計から違うためパンクしやすかったりと安全面でも少し危険性が増します。
実際にうちのお客さんのタイヤでアジアンタイヤでも有名なメーカーのタイヤが偏摩耗を起こし、走行中に「ゴー」という音がしてうるさいという事例もあります。
そして種類が多いのも問題があります。
各国の各メーカーが販売していることもあり、中にはあまり良くない製品を売っているものもあります。
そのため日本国内に法人拠点を置いているメーカーのものは、何かあったときに交換対応してくれるかもしれませんが、日本国内に拠点のメーカーは交換対応してくれる場所がないので、そういう意味ではリスクがあります。
また交換の時に作業がしにくいものもあるため、交換工賃が高くなってしまう場合もあります。
こういう人にはアジアンタイヤがおすすめです
さてまとめみたいなものですが、こういうお客さんにはアジアンタイヤをおすすめします。
・タイヤの値段を抑えたい
・走行距離が多いなど交換頻度が多い
・多少の性能面が悪くても問題ない
・何年か後に新車に乗り換えるためいいタイヤはいらない
・国産タイヤにサイズがない
という人です。
反対に国産タイヤがおすすめなのは
・安全第一
・性能面や静音性などが重要
・国産タイヤとアジアンタイヤの値段が少ししかない
・街乗り以外で使用する(山道やサーキット場など)
・スタッドレスタイヤ
という人です。
個人的にはバランスを考えたら国産メーカーのメイドインアジアンみたいなタイヤもあるので、そういうものもありかなと考えています。
1番はやはり安全第一なので、高い国産タイヤをケチってワイヤーが見えるまで走行する前に安いアジアンタイヤでもいいので早めに交換した方がまだマシです。
次回のタイヤ交換の際はちょっと検討してみるのもありかなと思う人は、お問合せいただくかインターネットで購入したものを持ち込んでもらってもOKです。
自社は24インチまでのタイヤなら交換可能です。
ちなみに持ち込みの場合は交換工賃×1.5倍の工賃をいただいていますのでそれも加味してご検討ください。