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自動車の冬支度、スタッドレスタイヤだけで大丈夫なのか?絶対にしてはいけないことと一緒に解説

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2023.12.06

お疲れ様です。オートファクトリーの国松です。
最近はめっきりと寒くなってきましたね。みなさん冬支度は済みましたか?服や布団、ストーブなど寒さ対策をしたと思いますが、実は自動車にも冬支度ってあるのをご存知でしたか?
今日は自動車の冬支度についてと絶対にしてはいけないことを解説したいと思います。

自動車の冬支度はスタッドレスタイヤだけじゃない、ココをチェック

自動車の冬支度はスタッドレスタイヤだけで大丈夫なのでしょうか?
私は不十分だと考えています。
私たちの衣替えのように、冬になると自動車にすべきことを解説していきたいと思います。

スタッドレスタイヤは消耗具合と製造年数をチェック

まずはスタッドレスタイヤです。
普段の夏用タイヤと比べて、柔らかいゴムを使ったり大小の溝をトレッド面(路面に触れている面)に入れて滑りにくくしています。
一般的にスタッドレスタイヤの寿命は5年と言われていて、主な原因はゴムの硬化です。
そのためスタッドレスタイヤに交換する前には製造年数をチェックする必要があります。
チェックの仕方は簡単で、側面に4桁の数字が書かれています。
例えば「4123」と書かれているとしましょう。
前半の2桁は何週目に製造されたのかを、後半の2桁は製造年を表記しています。
つまり「4123」と表記されているタイヤは「2023年の41週目」に製造されたタイヤだということです。
もちろん交換前にはトレッド面の溝の深さもチェックしないといけません。

寒いと性能ダウン?バッテリーに気をつけよう

寒くなるとおこる自動車あるある。バッテリーの性能劣化によるエンジン始動不能。
セルモーターの力不足のような音やメーターパネルが高速で点滅するようであればバッテリーの劣化が考えられます。
そうなればバッテリーの交換をオススメします。

さてバッテリー交換の目安について少し補足で書いておきます。
バッテリーの寿命はおよそ取り付けから5年です。またアイドリングストップ車両であれば信号待ちなどでアイドリングストップしなくなったやアイドリングストップのメーターランプがオレンジ色で点灯・点滅しているようであれば交換の時期かもしれません。
そして近くの車屋さんでバッテリーをチェックしてもらいましょう。
自社ではバッテリーチェッカーという機械を使ってバッテリー性能を数値化しています。
充電率や健全率(言い換えればバッテリー寿命)だけでなくエンジン始動能力や充電能力などを参考に交換の時期をアドバイスしています。
車検の時に自社サービスとして性能チェックしていますが、気になるかたがいればいつでもチェックしますので声をかけてください。

冬は凍りにくいウィンドウォッシャー液に交換

雪が降ると車が汚れてしまいます。
特にフロントガラスが汚れると視界不良で運転し辛くなってしまいます。
フロントガラスを掃除するためにウォッシャー液を噴出しワイパーで掃除すると思いますが、たまにウォッシャータンクに水を入れている人がいます。
寒くなると水が凍ってウォッシャーの噴出ができなくなりますので、凍らないようにウォッシャー液を入れておくといいでしょう。

ねこバンバンを忘れずに

ねこバンバンって聞いたことありますか?
熱のこもったエンジンルームに車の下からねこが入り、気が付かずにエンジンをかけてしまうことがたまにあります。
そうなるとひどい時には・・・察してください。

お客さんのためにも、ねこのためにも、寒くなったら乗る前にボンネットをバンバンと叩いてねこに合図を送ってあげてください。

冬に絶対にしてはいけないこと

次に、冬に絶対にしてはいけないことを書いていこうと思います。
特に屋外で保管されている車なのですが、早朝に車を動かそうとするとフロントガラスが凍りついていることがあります。
エンジンをかけて暖房をフロントガラスに当ててもなかなか溶けず。
そんな時フロントガラスにお湯をかけて氷を溶かそうとかける人がいると思います。

これは絶対にやめてください!

氷のように冷えたフロントガラスにお湯をかけると温度差で、飛び石などの傷からフロントガラスに亀裂が入ることがあります。
そうなると車検に通らなくなるため交換の必要が出てきます。
特に現在の自動車には自動ブレーキやレーンキープなどのカメラが付いているため、さらに校正費用が必要となってきます。
朝に時間がないのは分かりますが出発の少し前から暖機運転をすることをオススメします。

まとめ

最後になりますが、冬支度は早めにしてください。
というのも雪が降る予報の前日になって連絡をしてくるお客さんが多く、一応頑張ってはいますが対処できないこともあります。
特に在庫がなくなってしまうともう手の施しようがありません。
そのため時間に余裕を持って早めにタイヤやバッテリーの交換をするようにしましょう。

まあ雪に慣れてない我々は、降ったら乗らないのが1番ですが。

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