【花粉対策】車のエアコンフィルター交換は必要?役割や性能など解説
お疲れ様です。オートファクトリーの国松です。
今年は暖冬ということもあり、ニュースでは日中の気温は3月中旬並みと言われています。
そうなると「ヤツら」が速くも猛威を奮ってきます。
「スギ花粉」
私も30年ほど悩まされていますが、すでに目に少しかゆみがあります。
そんな自動車整備を生業としている私が車内という閉鎖空間で、花粉症に悩んでいる方に一つの提案したいのがエアコンフィルター交換です。
なぜエアコンフィルター交換をオススメするのか?役割や性能について解説し、交換が必要だなと思ってもらえるよう解説していきます。
エアコンフィルターの役割と交換時期
まずは簡単にエアコンの仕組みについて説明したいと思います。
「ブロアファン」と呼ばれる扇風機みたいなものが、「エバポレーター」と呼ばれる氷みたいに冷たくなるものや「ヒーターコア」と呼ばれる湯たんぽみたいにあったかいものに風を当てて温度を調節して、冷たいorあったかい風を送っています。
と簡単にエアコンの仕組みについて説明しましたが、エアコンフィルターとは「ブロアファン」に取り込まれる空気の手前にある部品です。
そしてエアコンフィルターには2つの役割があります。
・空気中のゴミ(ホコリ・花粉・PM2.5など)を取り除く
・エアコンの「エバポレーター」の詰まりを予防する
簡単に言えばブロアファンから送られる空気をきれいにする役割があります。
エアコンフィルターがないとどうなるの?
エアコンフィルターがないとどうなるのか?
実は昔の車にはエアコンフィルターのない車が普通にありました。
30代後半以上の人だと分かると思いますが、昔の車のエアコンってカビ臭くありませんでしたか?
その主な原因はエバポレーターにゴミやホコリが引っ付き、氷にように冷たくなるためエバポレーターの周辺には空気中の水分から水が発生。(ビールのグラスに水滴が付くのと同じものです)そのまま放置することでカビ臭くなってたわけです。
また目詰まりしたエバポレーター(ヒーターコア)に風を当てても熱交換があまり行われないため冷却(暖房)性能が悪くなります。
エバポレーターについたゴミやホコリの除去は簡単ではなく、ダッシュボードを取り外さないといけないため高い費用が発生します。
そのためエアコンフィルターは現在必要な部品となり、不織布など洗えないものでできているため定期的に交換する必要があります。
エアコンフィルターの交換時期
エアコンフィルターの交換時期ですが、交換するメーカーの部品によるので説明書通りの交換を推奨します。
一見まだ綺麗に見えるエアコンフィルターも目に見えない部分でホコリや花粉などが詰まっていますので、部品メーカーが指定した距離での交換するのが無難です。
ちなみに自社の使っているメーカーは1年もしくは15,000kmでの交換を推奨しています。
エアコンフィルターの性能や値段
エアコンフィルターは純正品もあれば社外品など色々なところから発売されています。
性能や値段も様々ではありますが、私個人的に性能面でオススメの商品を紹介したいと思います。
自社のオススメはパシフィック工業さんのクリーンフィルター活性炭タイプ
ここからは商品紹介です。
不織布で大きめのホコリをブロックし、静電不織布で細かいホコリをブロック。
その間に活性炭が入ってあるためタバコや排ガスなどの臭いを除去します。
また天然の除菌成分も含まれているため、菌・カビ・ウィルス・アレルゲンに効果的に作用します。
とHPで紹介されています。
実はここの会社の人に商品説明をしてもらったことがあり、説明した人は昔のフィルターが付いてない車を無理やり改造しエアコンフィルターの有効性を実験・検証した方です。とても情熱があり一生懸命開発されたのだなとファンになり、それ以来使用させてもらっています。
ちなみにですが、その方は現在パシフィック工業の社長に就任されたそうです。
そんなエアコンフィルター活性炭タイプは車種にもよりますが約¥3,000前後で販売させてもらっています。
まとめ
今回はエアコンフィルターについて解説させてもらいました。
基本的には綺麗な空気を作るためとエアコンの故障・トラブルを避けるために必要な部品です。
また洗えないため交換が必要となります。
これからの季節の大敵となる花粉ですが、密閉された車内では綺麗な空気を作る上で大切な部品であることは間違いないと思います。
各メーカーから色々な種類のものが出ていますが、それぞれ性能が違うため私のように花粉やタバコの匂いが気になる方は少し高くても性能の良いものをオススメします。